消費税は累進的か逆進的か

税金が累進的(または逆進的)とはどういうことか

所得が多い人ほど税の負担率が高くなる税金を累進的な税(累進課税、税に累進性がある)という。逆に、所得が少ない人ほど税の負担率が高くなる税金を逆進的な税(逆進税、税に逆進性がある)という。


消費税は累進的か逆進的か

通常、所得が少ない人よりも多い人の方が「所得に対する生活費の割合」は少なくて済む。例えば、生きていくために必要な最低限の生活費が年間100万円だとすると、これは年収200万円の人にとっては所得の50%だが、年収2000万円の人にとっては5%である。消費税は生活費に掛かっているわけだから、「所得に対する消費税の負担率」も当然年収200万円の人の方が高くなる。つまり、消費税は逆進的である。